【決済】Origami Pay(オリガミペイ)は大手ライバル会社にどう戦うか?
どうも
popyです。
今日は最近注目されているQRコード決済について記事を書きたいと思います。
QRコード決済のサービスを提供している会社はいくつかありますが、今日取り上げるのは「Origami Pay(オリガミペイ)」です!!!
えっ?聞いたことないよー。と思ったそこのアナタ!!
私がきっちり説明いたします。
◇Origami Pay(オリガミペイ)とは?
2016年5月19日にサービスを開始しており、日本におけるQRコード決済の草分け的な存在なのです!!あの楽天よりも早くサービスを始めているのです。サービスを利用するためには、PlayストアもしくはApp Storeでアプリをダウンロードした後、アプリ内でクレジットカードまたは銀行口座の情報を登録するだけ。後は、オリガミペイに対応している加盟店に行き、レジでQRコードを提示するかスマホをかざすだけで支払いが完了します。簡単。
◇オリガミペイの利点は?
財布がいらない/無料で利用可能
これは言わずもがなでしょう。スマホだけで決済が完了でき、サービス利用料はかかりません。
アカウント作成が不要
アプリをダウンロードした後に設定を行う必要があります。通常であれば、専用のアカウントを作成して名前などの個人情報を入力することが多いです。しかし、オリガミペイはアカウント作成が不要で設定が非常に簡単です。SMSによる本人確認は必要となりますが、基本的にはそれだけ。簡単に設定が完了できます。
即時値引き
このサービスの大きな特徴の1つでしょう。他サービスの場合は、支払額に対してポイントが付与され、また別の支払い時にポイントでも支払いができるといったサービスが多いです。しかし、オリガミペイは非常にシンプル!支払い金額に対して即値引きされるのです。ポイント管理が必要なく、支払う度に値引きされます。気になる値引率ですが、通常は2%値引きがほとんどです。常に2%値引きなんです。一部値引きされない店舗もありますが、嬉しいですよね。またキャンペーンなどがあれば、5%や10%の値引きを受けられる場合もあります。
クーポンの配信
定期的にアプリ内にクーポンが配信され、値引きや特典を受けることができます。最近配信されたクーポンは、ローソンのコーヒーが毎日タダで飲めるクーポンです。毎日ですよ!ローソンでオリガミペイが利用開始になった記念のクーポンでした。残念ながら9月一杯までだったので現在は利用できませんが、企業の力の入れ具合が伝わってきますね。こういった大幅値引きなどの特典は、利用者を増やしたい時期ほど良いクーポンが配信されるので、気になる方は早く始めた方がいいですよ!!
クレジットカードが不要
これ結構重要なポイントです。通常はクレジットカードの情報をアプリ内に登録するサービスが多いですが、銀行口座を保有していればサービスを利用することができます。もちろんクレジットカードの登録でも大丈夫です。クレジットカードを保有していない学生さんや諸事情によりクレジットカードの審査が通らない方でも利用することができるのです。
ここまでは利点について説明してきましたが、課題についてもちゃんと説明しますね。
◇オリガミペイの課題は?
クレジットカードの銘柄が限定的
VISAとMASTER CARD,SAISON CARDが利用できますが、JCBが対応していません。日本人の場合、JCBを利用している方も多いのでそれしか持っていない方には少し辛いですね。
利用できる銀行口座が限定される
大手メガバンクは、三井住友銀行/みずほ銀行が対応しています。その他、いくつかの地方銀行も対応していますが、利用している銀行が対応していないと利用することができません。
対応店舗がまだ少ない
徐々に利用加盟店が増えつつはある(全国約20,000店舗)ものの、どこでもオリガミペイを利用できるといった環境ではありません。最近ローソンが加盟店に加わったことで、普段利用する方も増えてくるかもしれませんが、まだ利用できる加盟店は一部となります。
◇オリガミペイの将来性は?
オリガミペイだけではなく決済手段を提供する企業の共通的な課題として、加盟店数を増やすこと・利用者を増やすことが大きな課題なんです。便利なサービスでもそのサービスを利用できる場所がなければ意味がありません。
では、オリガミペイはその課題をどう解決するのか?私は2つの取り組みについて、注目しています。
①インバウンド決済「Alipay」への対応
中国で爆発的に普及しているQRコード決済「Alipay」をご存知でしょうか?利用者はなんと5億人以上で、中国人にとっては欠かせない決済サービスなんです。オリガミペイは加盟店向けに「Alipay」でも決済できる手段を提供しています。つまり日本に来た中国人が普段使っている「Alipay」をそのまま日本の店舗で利用できるということです。加盟店目線で見ると、中国人の来客が見込めるということになります。その結果、来店機会や購入単価が増えてくれば、オリガミペイを導入したい加盟店が増えてくると予想されます。そして、加盟店が増えてくるとサービス利用者の増加も見込め、オリガミペイ経済圏が出来上がってくる良い循環が生まれるのです。
②UnionPay(銀れん国際)との業務提携
これも①とほぼ同様の話ですがUnionPayは中国発祥のクレジットカードブランドで、今やVISAなどと肩を並べるくらいの国際ブランドとなっています。そのブランドを提供している会社と業務提携を行い、オリガミペイの加盟店で銀れんQR決済が利用できるようになる予定です。
こういったように海外企業を含めた業務提携を積極的に行っているのです。今後2020年の東京オリンピックに向け海外からの渡航客増加が見込まれるので、加盟店としても来客してもらうための決済基盤を整えたいという思いは必ずあるはずです。それを容易に提供できる環境構築を行っているオリガミペイは個人的に注目しています。ライバル企業も続々参戦しており熾烈な争いが繰り広げられると思いますが、大手企業よりも素早いサービス展開を武器により良いサービスを提供してくれると思います。これからもっと利用できる加盟店も増えてくると思いますので、気になる方はぜひ利用してみてください。
ダウンロードは以下のリンクからもできますよ。
それではこの辺で。
ではでは。