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王者「Tポイント」に陰りが見え始めたぞ、、、

どうも popyです。

共通ポイントの先駆者「Tポイント」ですが、2018年9月末時点でのアクティブユーザ数は6,788万人を誇り、10月にはサービス開始して15周年を迎えました。提携先は179社940,928店舗を抱え、共通ポイントでは間違いなく王者と言えるでしょう。

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しかし最近の動向を見ると、徐々に陰りが見え始めています。

 

もともとレンタルビデオ店TSUTAYA」の会員証を提携先で提示するとTポイントが付与されるサービスからスタートしました。しかし、近年のVOD(ビデオオンデマンドサービス)の発達により、めっきりレンタルビデオ店を見なくなりました。

 

コンビニエンスストア売上第2位の「ファミリーマート」でもTポイントを貯めている方は多いと思いますが、2018年12月からバーコード決済の「d払い」「楽天ペイ」「LINEPay」「PayPay」が導入されTポイント独占とは言えなくなりました。

今後バーコード決済導入を弾みにTポイント以外の共通ポイント「dポイント」や「楽天ポイント」のポイントカード提示でもポイントが貯められるようになるかもしれません。

 

dポイントや楽天ポイントはそれぞれの決済手段と連携してポイントの付与利用を行うことができますが、Tポイントはいずれの決済手段とも連携できていません。そういったことからも利用者が別の共通ポイントに流れてしまう懸念があります。

 

 

また、携帯キャリア大手のソフトバンクを利用されている方もご利用に応じてTポイントを貯めることができます。ところが、来年4月ごろからソフトバンクの長期継続特典で付与される期間限定TポイントはPayPayに変更されることが発表されました。ソフトバンクとヤフーの合併会社「PayPay」もTポイントに助け舟を出すことはしませんでした。これはかなり痛い、、

 

Tポイントを支える2大巨頭の「ファミマ」と「ソフトバンク」が脱Tポイントに舵を切りだしていると考えると、先行きはかなり不透明になります。提携先は多いものの、大手が離脱することにより別の提携先もTポイントをやめることを検討する可能性は十分ありえます。心配ですね〜。

 

いかがでしょうか。キャッシュレスを始めとしたフィンテック環境は競争が激しく、ポイントサービス・決済サービス・銀行・投資など複合的なサービス展開を行うことでシェアを獲得する動きが強くなっています。

 

現在王者に君臨するTポイントサービスもポイントサービス1本で戦うにはとても厳しい状況になってきました。今後、首位の座を明け渡さないためにも次なる一手を打つ必要があります。自社だけでは厳しいと思いますが、手を組んでくれる企業があるのか?は気になるところです。

 

先日紹介した「ゆうちょPay」などと組んでくれると個人的には結構面白いんですが、まあないでしょうねw 今後どういった戦略でサービスを拡大していくのかは、引き続き情報をウォッチしていきたいと思います。

 

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